ふしぎなメダカ In つくし野小学校

クラブ はんどれっど


講師:日本卵生メダカ倶楽部
        会長 酒井道郎氏 

      
アフリカでの生活40年。
現地で日本にない動物・植物の多くを見てきたが、特にメダカを通しての生命の不思議に心ひかれる。


                            (クラブはんどれっど会員)


 はじめにまず、実験でメダカが卵からかえるところを実際に見てもらおう
実 験 約10〜100個のメダカの卵があるビートモスのかたまりを、ビンの中に入れ、水をそそぐ。一時間ぐらいたつと、メダカの幼生がたんじょうしてくる。

今日は東・西アフリカ、南米のメダカの成魚を用意し、それぞれのデーブルの上に置いてあります。
西アフリカのメダカについて、まずお話しします。この地は雨期と乾期にはっきり分かれています。
乾期にはほとんど雨が降らず、写真にあるように湖や沼は干上がっています。
このとき、メダカは土の中で卵で過ごすのです。雨期になり、雨が降りだすと、卵からメダカがたんじょうします。
今、みなさんは、ビンの中に水を入れ、雨を降らせたようにしたところです。
  

ドイツから送られてきた卵 ていねいにビンに移す 水を入れる

観察 生徒たちは、はたしてビンの中の黒い土からメダカが生まれてくるものかと、じっと見つめる。

40分経過したところで、最初の一匹たんじょう。
歓声が上がる。
1時間ほど経過したあたりから、次々とゴマつぶのようなメダカの赤ちゃんが動くのが見られる。

自然環境に適応し、乾期は土の中で卵でじっと雨を待ち、雨期になり、水が豊かになるとメダカになる不思議さに、目を凝らす!



生徒の
観察
・土の中から小さな小さな生き物が、すぐに生まれ、動き回るのにびっくり。
・メダカの赤ちゃんの体は白い。おとなになるときれいな色になる。
・生まれたてのメダカが、ビンをたたくとおどろくのか、すばやく動く。

大人のメダカには
・宝石のようにきれいなものがいる。
・うすくて、ほねや血かんが見えるものがいる。
・いろいろな色、いろいろな形、いろんなメダカがいておもしろい。


1年生の
感想
かわいいメダカちゃん、げんきにそだってね。
・はやくおとなになってね。
・げんきに水の中をおよいでね。

※みんな、わずか1時間足らずで、土の中から生命がたんじょうし、動き回る様子に感動
(参考)日本卵生メダカ倶楽部ホームページ:http://kcj.cside.com/

*生徒31名 父母30名
の大勢の参加者があり、盛況裡に終了いたしました。
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