オペラ ガラ コンサート
 
        心躍る名場面を華麗に競演されオペラの魅力に十二分堪能致しました。
 
 
オペラ・ガラ・コンサートの鑑賞  寄稿:田中 誠(町田市小川)
           
 本日(2008年10月25日・土)、つくし野センターで開かれた「共に生きる会・つくしの」の主催の「オペラ・ガラ・コンサート」を鑑賞することができまして、有難うございました。
 音楽監督の鹿又透氏の指揮による実に素晴らしく見事なオペラ・コンサートが催されて、2階ホールが満員になるほどの盛況ぶりでした。

 オペラ・コンサートを鑑賞した経験はありますが、このように間近かな2列目の席で聞いたことはなく、実に素晴らしい美声に聞き惚れていました。流石に、鹿又透氏が選りすぐった歌手の皆さんだったと実感していました。

 プログラムの冒頭のオープニングでは、歌手の皆さんが総出して、「乾杯の歌」
を歌い上げ、オペラ・コンサートの大ホールの雰囲気を醸しだして始まった演出の素晴らしさは本当に見事でした。
 プログラムを拝見して、鹿又透さん、歌手、ピアニストの皆さまによる16名という多数のメンバーでしたので、大ホールの音楽会場でのオペラ・コンサート並みに相応しいコンサートになっているなと感動を覚えました。

 
歌手の皆さんが高らかに歌い上げた全曲すべてが素晴らしく、感銘に残った一日でした。私にとって、強い印象として刻み込まれた曲などをあげてみます。

第一部の2番目の世界の歌では、日本中でヒットしている「千の風になって」を、稲場舞さんが表情豊かに清らかな声で歌いあげて、会場の雰囲気が更に盛り上がって来ました。
また、オペラ「カルメン」の「ハバネラ」を、刈田享子さんが舞台から降りて観客にささやき合って歌いあげたカルメンのオペラさながらの演出に、観客の皆さん拍手喝采でした。
 私が時折口すさんでいる「フィガロの結婚」の「恋はどんなものかしら」を、簗取洋子さんが歌いあげたハーモニーに、気持が乗り移って心の中で心地よく歌っていました。

 第二部では、日本の歌曲から始まり、古き良き時代を懐かしんだひと時でした。次に、モーツアルトのオペラの曲を本場のオペラ同様な演技でもって、声高らかに響き渡った歌声に聞き入っていました。 
 また、二重奏でぴったりと息が合った歌声も素晴らしく、息を凝らして鑑賞していました。

 一通り全曲が歌い終えたときには、観客の皆さんのアンコールを願う拍手に応じて2曲が歌われましたので、会場が更に盛り上がった雰囲気になり、観客の皆さん、オペラ・コンサートの素晴らしさが強い印象として刻み込まれたことでしょう。
 アンコールのメリーウイドーは、以前ウイーンに行った時にオペラ会場で全曲を聞いたことがあり、歌手の皆さんと一緒にハーモニーできたことに喜びが倍加した気持ちになりました。

 未だに、歌手の皆さんが微笑みを浮かべながら清々しく歌い上げた声が、心の中で躍動していますので、拙い感想文ですが、記憶が覚めないうちに書きとめました。 
 本日は、本当に素晴らしオペラ・ガラ・コンサートを楽しむことができまして、厚くお礼を申し上げます。
                           
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