2014年5月10日 渡辺 啓三
先週末(5月10日)、富士宮口から残雪の冨士に登りました。
残雪期とは言え、5合目登山口から直ちにアイゼンが要る程の積雪量で、登るにつれて温度は下がり、風は強まり、山頂では風速20〜30メートルの北風で、体感温度はマイナス25〜30度? 座って弁当どころか、早々に退散してきました。
頂上直下には青氷の上に雪が薄く乗っている箇所もあり、下界は夏日ですが、富士山頂はまだまだ冬でした。
9合目から山頂を望む
雪に埋もれた富士浅間神社奥宮(山頂)
50〜60センチに成長した“えびのしっぽ”(註)
( 昨年夏の富士浅間神社奥宮)
湧き上がり、ちぎれ飛ぶ積乱雲
註 “えびのしっぽ”
樹氷(じゅひょう)の俗称。過冷却水滴からなる濃霧が地物に衝突し、凍結付着して出来る。気温-5℃以下の環境で風の弱いときに顕著に発達する。小さな粒状の氷が無数に凝集する構造で、手で触ると簡単に崩れるほど脆い。風上側へ向かって羽毛状に成長する。風が強いほど風上に成長する。(出典 wikipedia)