11月17日「つくし野デイサービスセンター」で、利用者の方たちに手打ちの新そばを味わっていただく会が催されました。
それに先立ち、13日にはセンタースタッフとはんどれっどのメンバーによる試食会が行なわれました。「横浜手打ち蕎麦の会」会長でありソバリエの中坪氏による3種類の麺が打たれ、その中から本番当日、利用者の方に振舞われるソバが決定されました。
3種類の麺とは、
@ 仕込み水が水のみ A 卵入りの水 B 山芋いりです。
そして、のど越しが良いという事で A卵水 に決まりました。
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3種類の麺 |
喧々諤々 |
さて、当日は利用者の方も大いに期待し、お昼が待ち遠しい様子でした。中坪ソバリエによる蕎麦打ちのデモンストレーションに目を見張り、ウンチクに耳を傾け、笑ったり驚いたり、いつにもまして楽しいひとときと、美味しい蕎麦を味わった事と思います。
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こねる |
延ばす |
麺打ち |
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切る(1寸に23本) |
茹でる(普通は40秒、今日は50秒) |
ハイ、出来上がり! |
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クラブはんどれっど 臼井 |
原料・道具・腕前全て一流品を揃えたのだそうです。 |
*そば粉 常陸秋蕎麦 森ファームの丸抜き 石臼挽きたて |
*そばつゆ |
返し |
醤油:川越市松本醤油店の「はつかり」
味醂:千葉県佐原市中村屋の最上白味醂
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だし汁 |
昆布:羅臼昆布 だし:築地「伏高」の鹿児島本枯鰹節厚削り |
コンナのを街で食べたら大変な金員を必要とするのでは?職員の見積もり人数をはるかに超えた(全員ではないか)方々に賞味していただきました。 |
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われ等丁稚は原材料・道具の運搬、ソバリエの送迎、生山葵を鮫皮のおろしがねで卸したり、蕎麦名店の解説書を読んだり。
忙しいのは中坪ソバリエと職員の方々。
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今日の手打ち蕎麦が舌の肥えているDSCの方々の元気の素になってくだされば何よりと念じ、道具を清拭し積み込み始めた。
10時半から13時半までの時間を要した.。
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当日のメニュー |
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我がクラブはんどれっど重鎮会員の中坪さんから、そば打ちと試食をデイサービスセンターで行なうので、とのお誘いを受け、11時に出かけた。既に、口うるさい仲間も来ており、実演が始まる寸前だった。講釈を聞き、そば打ちの実演が行なわれる頃には、会場に続々と来客が増え、通常より多い方々が、氏のプロ並の手さばきに、驚嘆しつつ、見ほれていた。
40人分の手打ちそばを(30人分は氏が、早朝7時から家で打ち持参した)3人前づつ茹で上げ、集まった関係者に配膳した。全員が大喜びで、舌鼓を打ちながら、堪能していた。
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ソバリエ中坪
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我々6人分は、最後となり、何とか試食にありつけた。勿論、絶品で文句のつけようが無い出来栄えであったが、少々量が足りなかったのが残念であった。..
それにしても、そば打ちの道具といい、こだわる食材(そば粉、たれ、薬味)も超一級品で、氏のマニヤ振りには、敬意を表するより、あきれ果てるといった方が、当たるのかもしれない。あの饒舌家の中坪さんが、集中して一心不乱に、そば打ちから、厨房での茹で上げる姿は、いくら話しかけても聞く耳を持たず、多分、職人気質に徹しており、道を誤ったのではないかと思った。 |
まだ、食して居られない御仁は、機会を得て食されれば、私の話の真実性が証明されると思う。クラブはんどれっどで、「そば打ちと試食会」を企画してみたいが、食べ方の作法まで、マスターしないと氏は引き受けてくれそうも無いだろう。
中坪さん、ご苦労さまでした! 有難う御座いました!(アンコール!)
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