町田市老人クラブ連合 会長研修

福 島 へ!

2012年9月11日(火)〜12日(水)

 つくし野ことぶき会 会長 数野博久 




 
     

 

高柴デコ屋敷
 
 


 
 

三春    

 

三春は日本三大桜のひとつ滝桜で有名だが、震災後客足は半減したといわれている。


     

安達太良 鏡が池
 

水連
 
 

       あどけない話      高村光太郎

 東京に空がないと言ふ、ほんとの空が見たいと言ふ。
私は驚いて空を見る。桜若葉の間に在るのは、切つても切れないむかしなじみのきれいな空だ。どんよりけむる地平のぼかしはうすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。阿多多羅山の上に毎日出てゐる青い空が智恵子のほんとの空だといふ。あどけない空の話である。
 



いわき 
     

 いわき市に入り、海が近いかまぼこ屋に入った。海水は駐車場まで来たが、被害はなかったとのこと。福を呼ぶ大黒様、恵比寿様が店の隅に祭られていた。
 
 

 
塩谷崎

 
 
 
 津波の被害で残った美空ひばりの「みだれ髪」の歌詞の碑ではないが憎くやい恋しや塩屋の岬。津波の被害の説明を聞き、写真に見入る町田市老人クラブ連合会の会長さんたち。「喜びも悲しみも幾年月」や「みだれ髪」で名の知れた灯台のある崖のお蔭で碑と碑の前の店だけは無事であった。

 
こんなに穏やかできれいな海なのに

 
灯台は崖崩れなどでいけない
 
左手小学校校庭はがれきの山

 
    2件だけ残ったが居住できない

 
薄磯海岸沿いは一瞬にしてやられる

 
復興はいつのことになるやら…

 

いわき

 
マリンタワー

 
小名浜港 

 
まだ夏の雲が

 
津波は一階部分まで来ていて
 
使用することはできない
 
アクアマリンふくしまと海上保安庁の船
 
 一昨年、白石⇒母畑温泉⇒阿武隈洞⇒いわきと旅行した折、小名浜港に立ち寄った。
 アクアマリンふくしまを見学し、海上保安庁の船に乗り、いわきら・ら・みゅうで買い物し、食事を摂って帰路に就いた。その時は港のお祭りだったのかとても賑やかで華やかだった。
ところが今回は、すっかり様子が変わっていて、市場はやっていたが町は活気が全く感じられなかった。
 東北地方第二の都市‘いわき’は、あの東日本大震災で、全壊戸数が福島県内最多の8000戸、400人以上の死者を出し、原発の影響により僅か5ヶ月で約6000人の人口が減少したが大熊町以南の警戒区域からの避難民を中心にいわき市に約2万3千人が転入しており、人口が増加して、住宅事情が深刻な状況になっているという。
 実際の津波の様子を撮影した写真をプリントアウトしたもの丸克商店でいただいた。
 
 
@15:19
 
A15:32
 
B15:34
 
C15:35
 
D15:36
 
E15:38
 
F15:44
 
G16:07
 
   小名浜港の津波の様子
 

丸克商店を中心に撮影した写真

 
 行きのバスの中で、気仙沼の職員が撮影したというDVDを見たが、津波の恐ろしさをまざまざと見せつけられた。梅酒の酔いなどすっかりすっ飛んでしまった。
今日なお遅々として復興が一向に進まず、身も心も疲れてしまっているが、じっと時を待ち、耐え忍んでいる人たちのことを思うと大変心の痛む思いがした
 以上