マイク ヨシダ
 

 
 山は非日常の世界です。道すがら 可憐な草花を楽しみ、新緑や紅葉に目を奪われながら 山頂に立つ。 山の上では 日常生活で疲れた心と体を山の英気が癒してくれる。 山歩きは 持久力と分別があれば 生涯楽しめ 中高年に向いているスポーツといえましょう。

 日本では、高齢化社会を迎え 経済大国の行く手に 翳りが広がっている時に 中高年の山ブームが到来しました。 これも 20世紀の物質文明の時代を経て、心の豊かさを求める新世紀にふさわしい 自然回帰志向の 一現象なのでしょうか。

 私も中学生の時 甲斐駒ヶ岳に登って 山に魅せられて以来、学生の山岳部時代、会社生活の暇を見つけての単独行時代、定年後の山の会のグループ山行時代と 登山暦も はや50年が経過しました。

 その間 山との つき合い方も、「登った、見た、帰った」の ピークハント型から、山の樹木や草花、温泉を楽しみながら歩く ワンダリング型に 変わって来たと思います。

 自然の営み 四季の移ろいに 感激する感性を失わない様、ハイキング トレッキングなどで 人々との和も重んじつつ 自然に親しみ、無理をせず これからも 山とのつき合いを 続けようと思います。



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