2005年 8月10日
小学生がいらっしゃるあるお母さんから、地域の子供たちの為に長い間活動して下さっている会があるとの情報があり、さっそく、拝見させていただきました。当日は、夏休みの真最中という事もあり、いつもよりは参加の子供たちも少なかったそうですが、それでも、ロビーにおいてあった‘めだか’を覗いたり、開演前には「ストローとんぼ」を作って飛ばしたり、にぎやかで楽しそうにしていました。
めだか談義 ストローとんぼを作って飛ばす
「僕6匹だよ、きみは?」
本日の映画
◎ おじいさんとふしぎなおくりもの (16分)
◎ ムーミン 消えないおばけ (25分)
読みきかせ
幼 児 : ことばのかくれんぼ (たけいしろう作)
およげラッコのぼうや (ナンシー・ホワイト・カールストーム作)
ねえ、まだねてるの (佐藤 わき子作)
小学生 : 川はどこから流れてくるの (トーマス・ロッカー作)
クレストンの青い鳥 (葉祥明 作)
八月はお休みの子も多かったのですが、いつもはもっと賑やか。
かつて“子供の本ばなれ”があった頃、読みきかせに集う子供は少なかったのです。
家庭や学校での読みきかせが盛んになるにつれ、大勢の子供が本の前に集まり“もっと読んで!”と、耳を傾けます。
“めだか”
井上 恵美子
三年前に、家で飼っていた‘めだか’が藻に卵を産みつけているのを見つけ、面白半分に別の器に入れておいたのが始まりでした。
暫くして、小さい透明な赤ちゃんがたくさん泳いでいるのを見たときは感動しました。それ以後の管理 200から300匹くらいのめだかの水の取りかえなど、結構神経を使いました。
そして、8月に「児童文化の会」の希望する子供たちに分けたのです。子供たちは大喜びで「めだかをすくわせて!すくわせて!」と、覗き込む子供たちの頭で水面が見えないくらい。
今年で3回目。最初の年のめだかを上手に育て「卵がかえりました」と、報告してくださるお母さんや、毎日めだかを観察している子供もいて、生きものを育てるという、私の小さな喜びになっています。
◎保護者の声
・ 毎月楽しみにしています。季節やその時期にあった内容を考えてくださって子育てをする上で、自分の母親の世代の方がして下さっていることもあり、とても参考になります。
・ 工作のアイデアがすばらしく、いろいろなものを教えてくださるので、母も子も楽しみです。
・ お友達に、つくし野にはこんなにすばらしい会がある、ということを胸を張って言えます。
代表 江口千恵
発 足
1983年 主 旨
地域の子供たちが良質な文化に触れて育つように、ボランティアとして私たちが何かできることをしたいと願って。 日 時
原則として毎月第二水曜日
午後3時より4時半頃まで場 所
つくし野センターホール
対 象
幼児、小学生 (年会費 500円)
内 容
簡単な工作、映画の上映、2グループに分かれて絵本の読みきかせ
また、年一回は人形劇を上演
人 数
昨年は78名、今年は今現在65名の会員です。
スタッフは10名
それに付き添いのお母さん達を加えますと100名近くなります。
参加している子供たちは2歳から小学6年生まで。
地 域
つくし野・南つくし野・小川・金森・成瀬ヶ丘・南成瀬に亘っています。
*今一番困っていること
センターがリニューアルしたせいか分かりませんが、今年度はホールが3回も取れず、その時はやむ を得ず第二会議室に変更しましたが、第二水曜日の第二会議室も取れないこともあり、スタッフ一同頭を抱えております。
23年も続けてきたことでもあり、子供達も楽しみにしていますので、何とかならないかと市の方にもお願いにあがりましたが、公平にしているのでなんとも出来ない、との一点張りの冷たい対応しか貰えませんでした。このままでは23年続いたこの会も存続の危機に直面しております。
◎感想
長い間このような会を続けていらっしゃることに、感服いたします。
映画や、読む本の選定も大変だと思いますが、どんな工作をするかとか、その材料の手配など、並々ならぬご努力だと思います。
つくし野のどの会も抱えている問題だと思いますが、このあとを継ぐ若いお母さん達をも、育ててほしいなと思いました。この日も、素敵なつくし野のママたちがたくさんいらしていました。この方たちの中から、江口さんたちのあとを継いでくださる事を願います。
会場の件も、子供たちの為にスムーズに確保出来るようにと願っています
(取材・文 加山)
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