ことぶき会・土筆会 秋の日帰りバス旅行 報告
秋のバス旅行には総勢41名(内ことぶき会30名)が参加して11月20日に行われた。
最初の訪問地は「忍(おし)城(じょう)」。北は利根川、南は荒川に挟まれた湿地帯を活かして作られた城で、埼玉県行田市にあり、豊臣秀吉軍の小田原北条氏攻めの際の水攻めの攻撃にも耐えたという名城で当地の実力者成田氏が1479年頃築城した。しかし、幾多の変遷を経て今は城は跡かたもなく本丸跡に資料館が建てられている。資料館には城や地理の模型のほか、行田市は足袋の町でもあるので、足袋を織る機械や足袋の展示物が多く並んでいた。
見学後、同じ市内にある料亭「彩々亭」でビーフシチューがメインの懐石料理で昼食を取って、「埼玉日光」とも言われ、平成24年に国宝に指定された「妻沼(めぬま)聖(しょう)天山(てんざん)」(熊谷市)に向かった。本殿前で集合写真を撮った後、1時間近くボランティアさんの話を寒さをこらえながら聞いた。
話の中で印象に残ったことは建物、彫刻、色彩などが時代の経過で技術が進歩しつつも、華やかな建築様式が日光東照宮に似ているのは当時の流れを受け継いだ棟梁などの手によるものであること、建築費用が庶民の浄財で出来たことでした。聖天山を後に妻沼道の駅に立ち寄り買い物を済ませて、帰路に就いた。
つくし野には道路の渋滞で当初予定より1時間遅れの7時着でした。
ことぶき会旅行担当 佐々木信憲